インディアンジュエリーについて



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インディアンジュエリーについて



インディアンジュエリーについて

俗に言うインディアンジュエリーとは何なのか?わからない人も多いと思います。
簡単にですが説明したいと思います。

インディアンジュエリーは血を受け継いだ継承者による作品

インディアンジュエリーについて

アメリカではインディアンジュエリーとは、インディアン(ネイティブアメリカン)が製作したものを指します。
つまり、、ネイティブアメリカンの血を受け継いでいる者が製作したものだけを指しますので、それ以外の物をインディアンジュエリーと称して販売することは違法となります。
しかし、日本にはアメリカのような法的な定義がありませんので、メキシコ、東南アジア、日本などで製作されたインディアンジュエリー風の物(●●族ネックレスだとか●●族柄だとか・・・)もインディアンジュエリーと称して販売されているのが現状です。

本物のインディアンジュエリーは一般のシルバーアクセに比べると非常に高価です。
これはインディアンジュエリーがフェティッシュ(呪物・まじないもの)として、細部にわたる拘り抜いた技術を施すことが理由です。
これらの技術を彼ら以外の者が真似ることは出来ません。表面上では似ていても見る人が見れば違いは明白です。
インディアンジュエリーは「民族の文化的工芸品」であり「アート」であると私は思います。




インディアンジュエリーのホールマーク

インディアンジュエリー

インディアンジュエリーの多くは製作者が刻む「ホールマーク」と呼ばれるマークがあります。
大抵のインディアンジュエリーには、このアーティストを示すホールマークが刻印されてますが、刻印が無い場合もあります。
特にオールドの物には刻印はほとんどありません。
通常のシルバーアクセサリーには銀純度を表す「SILVER925」などの刻印がありますが、インディアンジュエリーではsterling」という刻印で表す事が多いです。
「sterling silver」とは元々イギリスの銀貨の事を指す意味ですが、1870年頃からインディアンが銀貨を溶かしてジュエリーに使ったので「sterling」 と言う刻印が使用されました。
現在では昔と同じ製法で銀貨を溶かして使う作家もいますが、通常のシルバー925材を使っているアーティストもいます。

インディアンジュエリーを制作する代表的部族

インディアンジュエリー

インディアンジュエリーを製作する部族は多数ありますが、その芸術的価値が高く認められている有名な部族は次の5部族です。

ナバホ族

ナバホ族のインディアンジュエリー

ネイティブアメリカンの中でインディアンジュエリーを作り始めたのは、実はナバホ族が一番早かったと言われております。
初期の頃は、ただ単にハンマーなどでたたいて加工するものや、カッティングしただけのものが多かったのですが、ハンダづけの技法を覚えてからは、シルバーの上にターコイズの石をセットすることが出来るようになりました。
その後、シルバーを2枚重ねる※オーバーレイの技法を得意としてからは、シルバーの材料を複雑な形にカットしていろいろなデザインのジュエリーが作られました。
※オーバーレイ・・・シルバーを2枚重ねて作る技法で、きり絵のようなデザインを切り抜いたもう一枚の板を上からかぶせることからきた名前。

ホピ族

ホピ族のインディアンジュエリー

ホピ族はアメリカ最古のインディアン。
20世紀のはじめ頃、ナバホ族からジュエリー作りの方法を教わり、その後すぐに技術を発達させました。
ナバホ族と同じオーバーレイ技法で腕を上げ、今では「オーバーレイといえばホピ族」と言われるまでになり、とても優れた技術となっております。
そして、この特徴のあるオーバーレイ技法はインディアンジュエリーの中でも、代表的技法となりました。




ズニ族

ズニ族のインディアンジュエリー

ズニ族の制作するインディアンジュエリーは、ニードルポイント技法、インレイ技法を使用したカラフルなデザインが特徴です。
「インレイ」とははめ込むという意味で、枠の中にターコイズなどの石をはめ込み、表面を磨いて滑らかにしていきます。
中でも、太陽のカチナ(カチナとは神様のこと)をモチーフにしてあるもので、サンゴ石の赤、ジェットストーンの黒、ターコイズの青とマルチカラーの石をインレイして作り上げているものは、とても有名であり逸品です。
「ニードルポイント」とは、針の先という意味で、小さな石を留め金にはめて、花びらが集まった形に組んであるものが、これにあたります。指輪やブレスレットにしたり、つなげてネックレスにしたりしているのが特徴です。

イスレタ族

イスレタ族のインディアンジュエリー

イスレタ族は、歴史上特にホピ族との関係が強く、かれらのジュエリーにもその影響が多くあります。
イスレタという言葉はスペイン語で「小さな島」を意味します。ジュエリーに従事する人は多くなく、大きな都市であるアルバカーキで働いている人が多いです。
特に羽根をモチーフにした作品が多く作られており、その中でもベテランアーティストの「マイケル・カーク」のフェザーは、人気が高く有名です。

サントドミンゴ族

サントドミンゴ族のインディアンジュエリー

サントドミンゴ族が制作するジュエリーで最も知られているのはheishi(ヒーシ、ヘイシ)と呼ばれる首飾りです。
これは、小さくカットされたターコイズを糸に通してつなげたものや、カラフルな他の天然石や貝殻と混ぜて繋げたネックレスです。
滅多に銀は使用されず、伝統的なスタイルのものは留め金などを使っていないそうです。
そのネックレスは「サントドミンゴネックレス」といった相性がつく程、世界的に親しまれています。








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